上尾の家は、6月17日に上棟しました。
梅雨の時期ですが、天気の様子を見ながら仕事をしました。
先ずは土台敷き。
土台敷きとは、鉄筋コンクリートの基礎に土台を組んで設置する工程です。
土台はヒノキの4寸角で、土台の下には栗の板を取り付けて基礎と土台に隙間を作り換気口とします。
床下を換気することで、土台が乾燥して腐り難くし家が長持ちするための工夫です。

土台敷きが終わると、いよいよ建て方です。
柱や梁、通し貫を組んでいきます。
通し貫や差物(柱に梁などが差さる組み方)があるため、あらかじめ決めた順番通りに組みます。
掛け声をかけ息を合わせながら掛矢で叩き、堅木の栓や楔で接合部を締めていきます。
苦労して加工した部分が、きっちり納まると気持ちが良いです。
地組を含めて三日間で無事に上棟しました。
日を改めて大安吉日に、上棟式の飾り付けをして上棟式をしました。
棟木まで組み上がった家の姿を見ながら喜びを噛みしめつつ、お施主様に用意して頂いた料理も噛みしめつつ幸せな時間でした。
気持ちを新たに、これから現場作業に移り造作工事になります。
完成まで、良い家ができるように頑張ります。