新しく家を建てる。それは新たな暮らしの始まり、家族や仲間たちとの新しい思い出を刻む「居場所」をつくるということ。建て主さんにとって非常に大きな出来事だと思います。当然、「外観はこんなふうに、間取りはこうがいい。テレビや家具はここ。休みの日にはここで・・」と、家づくりに対する夢や希望がたくさんあることでしょう。だから家づくりとは、私たち建築に携わる人間の作品ではなく、建て主さんの想いがたくさん詰まった「建て主さんの作品づくり」だと思うのです。私はその作品づくりのお手伝いをさせていただく一人の人間として、「建て主さんと共に家を建てる」という、おそらく一生に一度であろう貴重な経験を共有し、その想いを実現できるような家づくりをしていきたいのです。設計や施工はもちろん、完成後のメンテナンスまで責任を持ってお引き受けいたします。そして、家づくりの枠を越えた一生のお付き合いができれば、そんなに嬉しいことはありません。
使用する木材は人口乾燥せずに自然乾燥させ、構造材の加工は材料を厳選し職人の手仕事で行うなど、あえて手間や時間をかけてつくります。そのため設計に3〜6ヶ月、施工に6〜12ヶ月程度の工期が必要ですが、完成した家は時の流れとともに深みが増し、寿命がとても長く、再利用もできるなど、それ以上の大きな価値があります。
建て主さんが思い描く家のイメージやご要望・暮らし方などを共有し、納得行くまで打ち合わせを重ねます。また、それに対する設計側からの提案などもさせていただき、出来上がった構想を元に設計を進めていきます。
具体的な設計プランをつくり、敷地に対する建物の配置、間取り、どんな外観にするかなど、家の概要を決めます。面積や概算の工事費などもこの段階で検討していきます。
家を建てるための詳細な図面を作成します。また、実施図面を元に詳細な見積りをお出しします。
家の構造となる柱や梁などの材木を一本一本確認しながら、荷重や湿気のたまる場所など、あらゆる条件を考慮し、どの部分に使うか決めます。
木の癖(曲がり、ねじれ)や乾燥状態を見極め、100年、200年先の家をイメージしながら、適材適所とするためのとても重要な作業です。
木材を加工します。
加工をしながら材木の状態をチェックします。
工場で加工した材料を現場で組み上げます。一つの節目となります。
内装や外装、設備など各専門の職人と協力しながら完成を目指します。
いよいよ完成です。新築の場合、完成1年後点検は無料にて行います。
また、完成時には工事中の状態を写真などでご報告し、各設備の使い方やお手入れの方法についても詳しくご説明いたします。
尚、建てた家をより長持ちさせるために、定期点検やメンテナンスも別途承っております。建て主さんご自身では難しい屋根の上や床下などの点検を行ない、必要に応じて補修いたしますので、お気軽にご相談ください。